素粒子ジェットの噴出が渦巻き銀河でも発見される

http://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/image_feature_918.html
銀河の中心から素粒子が高速に近い速度で噴出していることが知られています。でもその現象が見られるのは、大抵は楕円銀河か衝突中の銀河のどちらかでした。・・・今日までは。
ハッブル望遠鏡と他の望遠鏡により銀河系に似た渦巻き銀河からも同じ現象が見られたのです。銀河の核から噴出する光速に近い速度の素粒子はとんでもない巨大質量のスーパーブラックホールにより加速されていると考えられています。そして楕円銀河と渦巻き銀河はスーパーブラックホールを中心に持つと考えられているのです。この発見がなされたのは0313-192という渦巻き銀河で、電波・光学・赤外によって銀河やその周辺を観測することで見つかりました。しかし10億光年も向こうにあるので非常に観測しにくかったりします。後続の観測もこの銀河は渦巻き銀河であると認めてはいるもののまだ結論には至っていないのです。


銀河の軸付近に星だったか素粒子だったかが沢山あるという話はきいたことがありましたが、らせん銀河についてはこれまで発見されたことがない・・・ってのは知りませんでした。だいぶ前に二重らせん星雲の話をした気がしますが銀河の中心のスーパーブラックホールってのは桁違いの規模の現象を色々と起こしていて面白いですよね。まだまだ色々と面白い現象が発見されそうです。天文学も夢があっていいですよね〜。。。

[追記]二重らせん星雲の話、してなかったw