はっぴー☆ちゃんねる:「図南の翼」


えてぃ「おは☆はっぴ〜♪」
しん 「第81回はっぴー☆ちゃんねる!ナビゲータのしんに」
えてぃ「アシスタントのえてぃでっす♪」
しん 「もうそろそろ進振なんだけど…今日進振に関する説明会があって…正月から未来のことを考えると憂鬱になるよ…」
えてぃ「あら、あんたんことだから未来は薔薇色〜♪みたいな事考えてたんじゃないの?」
しん 「んなの無理だよ。あ〜、俺将来なにやってんだろ…」
えてぃ「今みたいにノー天気なんじゃないの?」
しん 「そんなにオプティミスティックにゃなれんよ〜。ハァ…」
えてぃ「ため息つくと幸せが逃げていくわよ?」
しん 「ため息なんてつこうがつくまいが幸せは逃げていくときは逃げていくんだよ」
えてぃ「またキョーコ*1みたいなこと言って…」
しん 「いや、今俺は幸せだとは思うしこれ以上とは思ってはいないんだけどさ。うーん…」
えてぃ「まあ、もうちょい未来に真摯に向かいあったら?」
しん 「口でいうのは簡単なんだけどねぇ」
えてぃ「モラトリアムね」


えてぃ「眠い…」
しん 「また夜遅くまで何かしてたんか?」
えてぃ「いや、寝たのは早かったんだけど、『十二国記』の続き、『図南の翼』の続きを読み始めたら止まらなくなってしまって」
しん 「またそのパターンか」
えてぃ「結局読みきってしまったのです。というわけで今日は『図南の翼』のレビューです」
しん 「ハイハイ」

図南の翼 十二国記 (講談社文庫)

図南の翼 十二国記 (講談社文庫)

えてぃ「物語の舞台は今回は恭の国。王が失道しいなくなってから20年以上たったけどいまだ王が誕生しないのね。それで国民も王が誕生しないことに慣れきってしまっている。しかしそれに疑問を持った弱冠十二歳の商人の娘、珠晶は一人で昇山することを決意する。しかし昇山は一筋縄ではいかないのよね。昇るのに1月半かかる上に、その途中に妖魔に襲われるという危険な旅。珠晶は途中であった朱氏の頑丘や謎の青年、利広と共に昇山を目指すって感じ」
しん 「十二国記はその世界特有の言葉が多くて読んだことない人にはわかりにくいな」
えてぃ「まあ、原作をがんばって読むか、アニメを見るかしてくださいって感じね。で、この『図南の翼』だけど…あたし的には大ヒット!『風の万里 黎明の空』の次くらいに良かった」
しん 「どこが良かったんだ?」
えてぃ「テーマは…『ある危機的状況に差し迫り全員を救うことができない時、誰を救うか』幼い珠晶は全員を救おうとするんだけど、過酷な黄海を知っている頑丘はそんなことは無理だということがわかっている。そしてその過酷な状況において他人を決して自分からは救おうとはしない。そんな彼らに疑問を持つ珠晶。その中で王となるために必要な結論を導き出していくのよね。・・・さすが主上*2。続きは…どうしようかなぁ」
しん 「というと?」
えてぃ「『華胥の幽夢』は短編集だからいいんだけど『黄昏の岸 暁の天』は途中で終わるっていうし…読んじゃうと、じらされるのが辛いっていうか」
しん 「それは悩みどころだなぁ…」


しん 「というわけでそろそろ時間です!」
えてぃ「バイビー☆☆☆」

*1:スキップビートの主人公ね。

*2:小野不由美のこと