はっぴー☆ちゃんねる

それは、小さな願いでした。


望んだのは代数学の単位
待っていたのは楽勝科目


だけど、訪れたのは不可思議なパズル


ラグランジュの定理、シローの定理、半直積
混沌が今目の前に現れる


無理とわかってても、微かな奇跡を信じて。


はっぴー☆ちゃんねる、はじまります

えてぃ「おは☆はっぴ〜♪」
しん 「第101回はっぴー☆ちゃんねる!ナビゲータのしんに」
えてぃ「アシスタントのえてぃでっす☆」
しん 「ここのところ更新できていなかった分のはっぴー☆ちゃんねる、まとめて更新するです」
えてぃ「101回〜106回は一日で書いたものです」

代数学入門の試験

しん 「昨日は第100回ってことで、あんま日常の話はしなかったんだが」
えてぃ「昨日は代数学の試験があったのよね?どうだった?」
しん 「たぶん落としたのではないかと思われる」
えてぃ「え…」
しん 「第一問は計算問題。『位数が最小の非アーベル群』を答えよ、ができんかった」
えてぃ「非アーベル群?」
しん 「非可換ってことだな。AB \ne BAってこと。行列とかも左からかけたのと右からかけたので値が変わったりするんだ」
えてぃ「行列ってなに?おいしいの?」
しん 「ハイハイ。で、話によると最小の非アーベル群は3次交代群らしいな」
えてぃ「???」
しん 「お前は今回は適当に聞き流しとけw」
えてぃ「うん、そうする。」
しん 「第二問は位数の問題。楽勝…かと思いきや周りは結構できていなかったようです。第三問は直積、半直積の問題。魔法の言葉『アーベル群の基本定理』のおかげで前半は無事突破」
えてぃ「魔法の言葉って?」
しん 「結果はわかるけど証明はさっぱり、ってこと」
えてぃ「ま、まあよくあることね」
しん 「で四番は問題が解釈できなかったためパス。第五問はこんな問題。」


x^2 + 100 \equiv 0 \pmod{47}をみたすxは存在しないことを証明せよ


えてぃ「一見中学生が解くような問題ね」
しん 「合同式の問題だから、0〜47(本当は23まで)代入して試してみればわかるんだけど、今回はそんなことを聞いてるわけではないわけですよ。」
えてぃ「へぇ。代数学ってなんか妙な学問ね」
しん 「な。で、この問題は両辺を4乗した数と3上した数字を掛け合わせるとx^{48}がでてくるんだけど、このxは位数が47だからx^{47}=1になるはず、でも元の式と合致しないから矛盾、みたいな示し方をしてた奴がいた。さすがとしかいいようがない」
えてぃ「で結局解けたのは?」
しん 「1(1)(2),2,3(1)(2)。ちょっと無理っぽい。可が来ることを期待する今日このごろだけど…もう代数学はおなかいっぱいです。友人に物理科のくせに代数学の虜になっちゃったやつもいるけど、俺には無理だ」
えてぃ「代数学って物理に役に立つの?」
しん 「さあ?たたないんじゃない?」
えてぃ「ならなんでとってるの?」
しん 「なんとなく」
えてぃ「なんとなくでそんな苦労してるんかいw」
しん 「線形代数の延長かなぁ、とか思ってたんだけどねぇ。延長どころかどんどん根元に戻っていってしまった感じでした」
えてぃ「ふ〜ん」
しん 「というわけで『さよなら代数学!ふぉ〜えば〜♪』」
えてぃ「うれしそうね…」


しん 「というわけで次回も見てくださいねw」
えてぃ「ばいびー♪」