第150回、はっぴー☆ちゃんねる:祝150回記念!『弱い相互作用1:俺と一緒に核分裂しないか!?』


えてぃ「おは☆はっぴ〜♪」
しん 「第150回はっぴー☆ちゃんねる!ナビゲータのしんに」
えてぃ「アシスタントのえてぃでっす!」

祝150回記念!

しん 「遂に150回!」
えてぃ「おめでとう!」
しん 「皆さんの応援(?)のおかげで150回を迎えることができました!」
えてぃ「始めたときには10回くらいでやめると思ってたのにまさかここまで続けるとは。正直あたしもビックリです」
しん 「というわけで150回を記念して何かをしようかと思ったんだけど」
えてぃ「うん」
しん 「イベントというのも特に思いつかなかったので」
えてぃ「で?」
しん 「今日から新しいメンバーを加えることにしました!」
えてぃ「え?あたし聞いてないわよ?」
しん 「あれ?そうだっけ?」
えてぃ「ちょ、ちょっとマネージャーどういうことよこれ?え?昨日飲み過ぎたせいで伝え忘れたって?こ、おのオバカー!!!」
しん 「・・・まあきをとりなおして新しいメンバーを紹介するです!」



るな 「は、初めまして!保科 月(ホシナ ルナ)です・・・。僭越ながらはっぴー☆ちゃんねるに今日から参加することになりましたです」
えてぃ「・・・男の子じゃないんだ」
しん 「うん。理学部の物理科に入った奇特な後輩」
るな 「る、ルナは奇特じゃないです〜!他の女の子が理系じゃないだけです〜!」
えてぃ「・・・それを奇特というんでは?」
しん 「というわけで後輩を迎えた記念にこれから数回にわけて物理系の話をしようかと」
るな 「わ〜!!!((≧▽≦)ノキラキラ)」
えてぃ「なんかこの子のおかげで『はっぴー☆ちゃんねる』の雰囲気変わりそうね」
しん 「いいことじゃないか!『にゅー☆はっぴー☆ちゃんねる』!」
るな 「『ねお☆はっぴー☆ちゃんねる』とかもありでは!?」
しん 「『ちょう☆はぴー☆ちゃんねる』とか!」
えてぃ「・・・ついていけないわ」
しん 「あ、スネてる」
るな 「せ、先輩!あたしったらごめんなさい!調子に乗っちゃって・・・」
えてぃ「べ、別にスネてなんかないんだから!?ただあきれてるだけなんだからね?」
しん 「はいはい」
えてぃ「まあそれにしてもこれから物理の話が続くんならあたしいらないわね?」
しん 「え?」
えてぃ「だってあたし物理わからないもの?」
るな 「ちょっと」
えてぃ「というわけで故郷(くに)に帰らせていただきます!」
しん 「あ・・・」
るな 「・・・行っちゃいましたね」
しん 「やっぱり拗ねてるし。まあいいか」
るな 「いいんですか?」
しん 「ツッコミがいなくなるだけだから」
るな 「・・・それって結構問題じゃ・・・」

核分裂のお話

しん 「俺と一緒に核分裂しないか!?」
るな 「ハイ!」
しん 「・・・」
るな 「・・・」
しん 「やっぱりツッコミがいないのは厳しいな」
るな 「核分裂しないんですか?」
しん 「いや、無理だから」
るな 「残念・・・」
しん 「調子狂うな。まあいいや。今回のタイトルにあるようにこれから数回にわたって『弱い相互作用』に関する話をしようと思う。おまえも知りたいとかいってたよな?」
るな 「はい!楽しみです〜♪\( ̄▽ ̄;)/パチパチ」


しん 「原子はどんな風にできてる?」
るな 「原子核の周りを負の電荷を帯びた電子がくるくる回ってるです。原子核は正の電荷を帯びた陽子と電荷を帯びていない中性子からできてます。」
しん 「うん。その通り。じゃあ冒頭で俺が口走った核分裂ってなんだ?」
るな 「原子核をなしている陽子と中性子の個数の比率がバランスが悪いととても不安定なのですよ。中性子が足りなかったり多かったりすると壊れて違う物になっちゃうのです。ちなみに中間子が接着剤みたいな役割をしてるのですよ〜♪」
しん 「さすが物理オタ」
るな 「ルナはオタクじゃないです〜!」
しん 「じゃあ核分裂に三種類あるのは知ってる?」
るな 「もちろんです。α崩壊とβ崩壊、あとは二種類以上の原子にわれる反応ですね〜」
しん 「その通り。ウランやプルトニウムが崩壊する反応は三つ目の反応だな。じゃあα崩壊とβ崩壊ってなんだ?」
るな 「He原子核が飛び出る反応と電子が飛び出る反応?」
しん 「うん。じゃあどうしてそんなもんが原子核から飛び出すんだ?」
るな 「・・・?」
しん 「まあ高校物理だったらこれくらいまでだよな。弱い相互作用ってのはこのβ崩壊ってのをおこす相互作用のことをいうんだ。これからこれについてくわしくやっていこうと思う」
るな 「α崩壊は放置ですか?」
しん 「今回の話とは関係ないからな」
るな 「残念」


しん 「というわけで次回から話していこうと思います」
るな 「楽しみなのです!」


るな 「・・・やっぱり気になります」
しん 「なにが?」
るな 「α崩壊」
しん 「あー。α崩壊ってのは量子力学でいうトンネル効果によって、ポテンシャルの山を飛び抜けてきてしまった迷える子羊(=He原子核)のことをいうんだよ」
るな 「トンネル効果って聞いたことありますー」
しん 「いったん外にでると、原子核は正の電荷を帯びてるし子羊(He原子核)も正の電荷を帯びてるから斥力が働いて帰ってこれない」*1
るな 「一方通行なのですね?」
しん 「そうそう。こういう話をすると強い相互作用の話もしたくなってくるな」
るな 「してほしいです!」
しん 「まーいずれな」

P.S.間違っているところ、不正確なところがありましたらツッコミをいただけると助かるです。

*1:量子力学的には「帰ってこれない」の概念の定義が微妙なので、細かい話は聞き流してください。量子力学はむずかしいのです>ω